ホームページの信頼感/安心感とは?

ホームページがコンバージョンを生むには、メッセージともう一つ、信頼感、安心感といった要素が大切になります。ホームページに信頼感、安心感を生む情報とはどのようなものなのでしょう。

コンバージョンを生むための信頼感・安心感

ここで、もう一度、整理しておきましょう。ホームページがコンバージョンを生むためには次の二つの要素が必要です。

コンバージョンを生む公式

メッセージは、説得力を持たせることによってはじめて、訴求効果を高めることが出来ます。しかし、ホームページ自体の信頼感、安心感が著しく欠如していることを感じた場合、ユーザーは最後の一歩のアクションを踏み留まってしまいます。

そのため、メッセージがどんなに優れていてもコンバージョンにつながらないことがあります。逆に、信頼感、安心感を見込客が感じることが出来るのであれば、そのホームページからコンバージョンは生まれやすくなります。

信頼感や安心感は構築されるもの

信頼感、安心感を簡単に感じさせることの出来る最も強力な要素はブランド力やネームバリューです。単純な話、Yahooショッピングや楽天等のランディングページ(セールスのページ)が1ページで済むのは、Yahooや楽天だから許されるページの形であって、スモールビジネスが全く同じようにページやサイトを作っても信頼感や安心感が欠如してしまいます。

楽天ショップの場合であれば、楽天というブランドの元にショップが存在しているため、信頼感や安心感はそのブランド力によって大きく醸成されています。Yahooの場合にもYahooのブランドの元で展開されていることで利用者が利用する際の信頼感、安心感は、全く無名のホームページとは大きく異なります。

良い悪いは別にして、ネームバリューというそれだけの理由で全く同じものを売っても売れることがありますし、同じ商材でも付加価値分の高価な価格付けが可能になることもあります。

そのため、パブリシティへの取り組みなどによって、マスコミで紹介されたりすると、それだけで短期的に急成長を遂げることも少なくありません。

それでは、無名でこれからブランドを構築しようとする商用ホームページは一体どのようにすれば信頼感や安心感を醸成し、見込客からの反応を取りやすくすることが出来るのでしょう。

お客様の声を数多く掲載する

ほとんどの会社は「うちの商品はここがすごい!」と言っています。確かにそれはメッセージではあります。しかし、回りを見渡せば競合もそれをやっているのです。これは競争が激化している市場では特に顕著です。

ユーザーに対してメッセージだけを伝えていると片手落ちの理由は、ユーザーは売り手であるあなたほど、その商品やサービスについて専門的知識や判断基準がないことに起因します。

そのため、メッセージしか打ち出されていなければ、ユーザー自身が自分を信じて吟味するしかなくなり、結果としてどこからも買わなかったり、価格だけで判断して安いものを買うことになるのです。

しかし、他のお客様の声があるとこれが変化します。メッセージに書かれた内容を全て読まないとしても、自分がこれから購入しようとする商材についての評価は誰でも気になりますので、お客様の声は読まれます。

感謝の声、お礼の声を数多く掲載することで、商品やサービスの第三者的評価が加わり、あなたの商品やサービスの信頼性が高まります。

お客様の声という掲載の仕方以外でも、著名な人や社会的地位があり、影響力のある人が推薦文を書いてくれるのであれば積極的に掲載すればより信頼性は高まります。また、B2B、C2Bなどの場合であれば導入事例やインタビューなども同様の信頼性を生みだします。

お客様の声についてのポイント

お客様の声は、数を集めて掲載するのが信頼性や安心感を高めやすい方法です。たった一つの声だけでは不安でも、様々な形であなたの商品やサービスについてお客様の声が掲載されていれば、信憑性も高まり、見込客の安心感を呼ぶことが出来るからです。

また、お客様の声を掲載することの副次的な効果として、購入した場合の価値を想像させる事が出来つという点があります。メッセージだけでは足りない商品購入、サービス依頼の価値はお客様の声がカバーしてくれるということです。

お客様の声は手書きのものをスキャンして掲載したり、動画のインタビューを掲載したりすると、より信憑性が高まり、効果的です。しかし、信頼性や安心感を高めるという目的から考えれば、ホームページにテキストとして掲載しても問題はありません。

大切なのは本物の声が複数掲載されていることだけです。極稀にさくらの声を掲載する会社がありますが、さくらはすぐにバレますのでやめましょう。また、批判的な内容でもきちんと対応したコメントと添えれば掲載することによって誠実さが見て取れます。

人間味を感じさせる売り手の写真を掲載する

商用ホームページで、単純かつ簡単に安心感を醸成する方法のもうひとつが、売り手の写真を掲載することです。これはセールスのページでもプロフィール等のページでもトップページでも、どこでもいいので分かりやすい場所で売り手であるあなたの写真を掲載することで実現出来ます。

写真を掲載することで、無機質なページに人間味が醸成され、無味乾燥になりがちなホームページにも人間味という安心感が生まれます。

売り手の写真が掲載されているセールスのページと掲載されていないセールスのページ、掲載されているホームページと掲載されていないホームページ、どちらがコンバージョンが取れるかといえば、前者の掲載されている方です。

ECショップ店長や会社代表などの笑顔の写真をはじめ、お客様との接客風景や、笑顔で並ぶスタッフ写真など人間性や人間味を感じる写真であれば掲載することで安心感を醸成することが出来ます。

そのため、履歴書の写真のようにムスッとした写真はあまり意味がありませんし、ふざけ過ぎた写真の場合には逆効果になることもあります。

注意点が一つあり、目的は安心感の醸成なので、いかにも人相が悪いとか、うさんくさく見えてしまう場合には掲載しないほうが良い場合もあります。(そういう場合にはイラストにしたりすると良い)

例えば、通販の世界では常識ですが、髭は昔から反応が下がると言われています。また、○○コンサルタントなどの業種で髭や光沢系のスーツは詐欺師かぺてん師に見えやすいので注意が必要です。

また、一般的に女性の方の場合には、ケバいのはアウトです。キラキラスーツ、派手派手化粧の売り手に連想される見込客心理は、「ぼったくって稼いでそう……」であるからです。

若い人に多いのは、ななめ45度の影付き写真、上からとったお目目くりくり写真ですが、これも基本的には、どんなにかっこよくても、どんなに可愛くてもアウトです。

男性にせよ、女性にせよ、絶対に外してはいけないのは、安心感を醸成するという目的です。そのため、これを単なる自己アピールだと間違えてしまうと失敗します。

掲載する写真を見てうさんくさいと思わなければ大抵はOKですが、心配な場合には周りの人間に聞いてみると良いでしょう。 業種や商品、サービスのイメージを考え、その中で最も安心感を与えることが出来る写真を選ぶようにしましょう。

パーソナルな情報を掲載する

パーソナルな情報を掲載すると安心感が生まれます。ただ会社概要の基本情報を掲載するだけではなく、「プロフィール」や「私たちについて」などのように、パーソナリティを感じさせる紹介やメッセージが記されていればいるほど、見込客は親近感を抱きます。

商品やサービスの事についてばかり話してしまうと、それについていくら理解できたとしても、売っている会社や人に対して信頼感を覚えません。特に知名度のない中小企業や個人事業主では人柄や売り手の人間性が理解されることで反応につながることも少なくありません。

沿革のようなものではなく、なぜそのビジネスをはじめたのか、どのような思いで商品やサービスを提供しているのか、どのような人生を辿ってきて今日に至るのかなど、実績をただ列挙するよりも、経験の連続をストーリーとして語りかけるほうが伝わりやすくなります。

人間性を感じられる、温かみのある情報を豊富に掲載し、パーソナルな情報が具体的であればあるほど安心感が生まれます。仕事への熱意、人間味が伝わるコメント等とい った情報が豊富にあるほど、安心感を生み出すことができます。あくまでそのあなたのパーソナリティが分かるように掲載するところがポイントです。

ブログを活用する

いわゆる個人ブログ、社長ブログ、スタッフ日記はうまく活用すると、信頼感や安心感を与える大きな要素になります。ただし、日記ならなんでも良いわけではなく、固い内容の日記はあまり意味をなしませんし、商材によってはやらないほうが良い場合もあります。

例えば、葬儀屋の社長ブログがあり、今日は何を食べたなどの内容であるなら、見込客にどのような印象を与えるか想像がつくのでやらないほうが良いでしょう。

日記ブログの目的は信頼感、安心感を醸成することで、あなたの見込客、顧客の不安を払拭することです。また、人柄を伝えられるというところが日記ブログを商用ホームページで活用する意義です。

そのため、個人的趣味などの日記よりは、実際にビジネスに寄与するブログの内容のほうがベターです。例えば、不動産屋のブログでペットの話ばかりのブログよりも、「今日はどこどこの物件をどのようにご案内して……」であったり、「新しい物件でこのようなところが出て、こんなところが優れている」というような紹介のほうがより具体的にビジネスに寄与します。

店舗であれば接客のワンシーン、ネットショップであってもお客様とのやり取りから生まれたちょっとしたエピソードなどの方が、より人柄が知れますし、ホームページの信頼感、安心感醸成に役立ちます。

そもそも、大して面白くもない日常が興味を持って読まれるのは、著名人か、ファン客を獲得している社長だけです。したがって、個人的な今日の日記を書こうとなどせずに、業務紹介、お客様紹介というテーマでブログを活用するのが、最も簡単で、商用ホームページに役立つブログの活用法です。

なぜなら、ちゃんと仕事しているんだなということが分かりますし、お客様紹介などはお客様の声と同様の効果があるからです。個人であってもこれがきちんと出来ているサイトはきちんと収益を上げます。

以上のように、ホームページの信頼感、安心感というのは、人間味溢れる情報をホームページに掲載していくだけのことです。しかし、こうした情報があるかないかでホームページの信頼感、安心感は大きく異なり、結果的にコンバージョンに違いが出ます。

ホームページを介した対人間とのコミュニケーションであることを念頭に、信頼感、安心感を醸成出来るような情報を掲載しましょう。