ホームページのターゲット設定方法

ホームページがコンバージョンを生むために、まず設定しておくべきことがホームページのターゲットです。一体誰を見込客として集客したいのか、その見込客はどんなユーザーなのかを明確化します。

ホームページのターゲットエリア

ホームページ制作をする上で最初に考えなければいけないのが、ホームページのターゲットは誰か?ということです。あなたのホームページが集めたい見込客はどういう人たちなのかということです。ホームページが既存客対象であれば、それはコンバージョンを生む類の商用ホームページにはなりません。見込客を集客して初めてコンバージョンが発生するからです。

マーケティングの世界では至極当たり前のことですが、誰を集めたいのかを明確にしなければ、誰も集まりません。誰でもいいから訪問してほしいというような曖昧なコンセプトで作成されたホームページには誰も集まらないのです。

ホームページのターゲット設定の内、最初に明確化すべき項目が、ターゲットエリアです。特定地域か、全国区か、ということです。地域商圏のビジネスが日本全国から集客しても意味がありませんし、全国、あるいは海外から集客したい観光名所や旅館のホームページが所在地を軸にした地域をターゲットにしても意味がありません。

ECサイトは全国区でしょうし、店舗等は地域商圏でしょう。ところが、ホームページになった途端にサービスエリアが地域限定にも関わらず、全国区対応のホームページにしてしまう会社はごまんとあります。

これではターゲットが絞られていなさすぎて誰も集まってくれません。そこでまずは、ターゲットは地域商圏か、それとも全国区なのか、ターゲットエリアを明確にすることがホームページのターゲットを明確にすることの第一歩になります。

ホームページのターゲット層

ターゲットエリアを明確にしたら、次に大まかなデモグラフィック分類を行いターゲット層を明確にします。デモグラフィックとは、ターゲット層が法人なのか、一般消費者なのか、お年寄りなのか、若い人なのか、男なのか女なのか、独身者か既婚者か、といった人口統計等に基づく属性分類の仕方です。

簡単に言ってしまうと国の調査結果や企業の大掛かりなアンケート調査で発表されるような統計の分け方を基準にしたものです。年齢や性別以外にも、地域、所得、職業等、様々な属性があります。

デモグラフィックを基にした分析手法等はマーケティングの世界では古いものですが、ホームページ制作の現場ではターゲット層の明確化に役立ちます。

なぜなら、後々これがデザインやユーザビリティに関わってくるからです。特にホームページ制作を外注する場合、このターゲッティングが具体的であればあるほど、適切なデザインが出来上がります。

デモグラフィックの分類項目は数えれば大変な数になりますが、それらすべてに当てはめる必要はありません。簡単な方法を一つ紹介します。

  1. まず、対象が法人なのか一般消費者なのかを分類します
  2. 次に、自社の顧客の内、今後も顧客でい続けてほしい顧客を数人リストアップします
  3. 最後に、その顧客の共通点をデモグラフィックで書き出してみます

こうして書き出された内容が見込客として集客すべきデモグラフィック分類となります。ステップ1を混合してしまうとホームページ制作は失敗してしまいます。法人向けと一般消費者向けでは訴求するポイント等が全く異なるからです。

多くのホームページはこれを一緒にしてしまい、同一ホームページの中で両方をやろうとして失敗します。業界紙に広告を出稿するのと、一般紙に広告を出稿するのとの違いと同様に、ホームページがターゲットとする対象がB2Bなのか、B2Cなのかは明確に区別する必要があります。

ステップ2のリストアップは多ければ多いほど精度が上がります。ステップ3の共通するデモグラフィックとは、年齢や性別といった分かる範囲の共通項のことです。これらの結果がデモグラフィックに基づく見込客ターゲット層となるのは言うまでもありません。

ビジネス自体が立ち上げの場合などは、こうしたターゲット層も仮説をたてて想定することになります。 デモグラフィックと対になる属性分類にサイコグラフィックがあります。サイコグラフィックとは一言で言うと、価値観に基づく属性分類です。「○○好きな人」、「○○のこだわりが強い人」といった属性です。

サイコグラフィックによるターゲット層の設定は、行えれば、より具体的なターゲッティングが出来ますが、仮説とデータ収集が大変になるので、付加要素として考える程度でほとんど問題ありません。具体的には、上記のステップ2で、「共通点といえば、○○好き」と思い浮かぶのであれば、付加しておくと良いでしょう。

ホームページのターゲットキーワード

検索エンジンから集客することを考えるのであれば、ホームページに集客したい見込客がどのような言葉で検索するのかをターゲットとして設定する必要があります。

あなたのホームページが集客したい見込客が、どのようなキーワードで検索した時に、あなたのホームページへの誘導が行われると良いのかを考えます。

これはリスティング広告でもSEOでも同様でSEM(検索エンジンマーケティング)によって、ホームページへの集客を行うのであれば必須のターゲッティング要素になります。大まかにターゲットキーワードの選定を行う方法は次の通りです。

まず、簡単な選定方法として、「サービス名+地域名」の複合キーワードがあります。具体的には「ビジネスホテル 池袋」であったり、「ホテル 東京」といったキーワードがあなたの見込客が使う検索キーワードになります。

これはターゲットエリアを設定出来ていれば、なんなく選定出来るでしょう。

次に商品の場合には通常全国区のECになりますので、「商品名(あるいは商品ジャンル)+通販(あるいは、販売、EC)」の複合キーワードになります。具体的には、「ガンダムプラモ 通販」や「ブリザードフラワー EC」といったキーワードになります。

B2Bの場合には見込客も企業になりますが、検索するのは担当者などの一個人になりますので、「サービス名+販売」、「商品名+卸」などのキーワードになります。

ポイントは二つあります。一つは複数想定しておくこと、もう一つはあなたが集客したいキーワードではなく、見込客が何と検索するキーワードなのかを選定することです。

例えば新しい商品名が造語だった場合、見込客はその言葉自体知りませんので、検索自体行われません。同様に、あなたが「京都アドバイザー」と自分のサービスを定義していたとしても、見込客が検索に使うキーワードは、「ツアーコンダクター 京都」や「京都ツアー 個人」といったキーワードになるでしょう。

あくまでも見込客が何と検索するキーワードなのかを複数想定するようにしてターゲットキーワードを選定するのがポイントです。

非常に大まかなホームページのターゲッティング方法ですが、これだけでもやっているのとやっていないのとではホームページ制作過程、ホームページ制作後の成果、収益には大きな違いが出ます。適切なターゲットを設定することは思いのほか大切だからです。