取り組みの自己分析方法(定量評価・定性評価)

仕事やビジネスにおいて何かしら行動を起こした後に結果が残ります。良い結果を生んだ施策や行動もあれば、あまり良い結果を生まなかったものもあるかもしれません。しかし、時間は常に流れ、後には何かが残ります。残った何かをどう分析し検証するか、これが次の一歩につながるか、そうでないかを分けることはよく知られています。では、どう見ると次の一歩につながるのでしょう。

定量評価と定性評価による分析方法

行動結果の検証には、定性面と定量面といった大きく二つの側面からの見方があります。ひとつは数値としての見方、もうひとつは、性質としての見方です。仕事の場面では、多くの場合、定量面ばかりを気にしがちです。確かに、定量的な観点から、行った施策について検証することは、仕事の上では重要な役割を持ちます。では一体、定性面を検証するにはどうしたら良いのでしょう。

定性面を見る為には、自らが行った取り組みによって変化した出来事を探してみます。例えば、新たな方法を試した結果、何らかの成果が目に見えたとします。この場合に浮かび上がってきた成果が今まで手にしてきた成果とは異なる点に気付くかもしれません。

なぜなら、行動とその結果にはそれを行ったタイミングがあるからです。この、「成果として獲得出来た内容(の種類、質)が変わった」というのが、定性面での評価対象になります。

例を挙げましょう。例えば、新たな時短ノウハウでこれまで3品しか作れなかった料理が同じ時間内で5品作れるようになったとします。この場合、定量評価から見れば3から5への数値向上があったと見れます。一方定性評価では、作る料理の数を増えて一つ一つがまずくなったとすれば、定性評価の観点ではマイナスだったと分析出来ます。

このように定量面と定性面の両面で検証をすると、定量面では、新しい結果に経済効果として良い結果が出た(稼げた)が、定性面では、心労の増える自分と相性の悪い人との付き合いが多くなってしまった。あるいは、定量面では新しい稼ぎに満足はできないが、定性面では、やりがいや充実感に溢れるようになった。という現象が発生した、ということに気付くことが出来ます。

セルフチェックで次のステップはより適切になる

したがって、どちらか一方からの分析では片手落ちですが、定量面と定性面の両方から、取り組みを検証する事で、より適切な次のステップが見えてきます。また、検証も次の取り組みも楽しみにながら行えることに気付けるかもしれません。定量評価とは、収益、反応率等、数値として計測できるもの、定性評価とは、数値としては計測できないが、取り組みを行った結果、変化として表れた何かを指します。

セルフチェックで行動結果を分析し検証する際、定性面を重視してみるのも一つですし、定量面を重視してみるのも一つ、もちろんバランスを取るのも一つです。いずれにせよ、その行動の結果を見直して次のステップを導きだす必要があります。それでも、材料となる情報の土台が、いわゆる「生産性」で言われるところの、定量評価だけでは、中身がすかすかの仕事になっていってしまうかもしれません。より良い次の一歩につなげるための視点は最低でもこの両面を持っておきたいところですね。