外国人顧客へのコンテンツライティングで大切なこと

英語ウェブサイトやインターネットそのものを利用して外国人顧客とのビジネスや海外へのマーケティング、あるいは訪日、在日外国人の集客を行う上では、どうしても、グローバルな感覚が必要になります。そうしたことを踏まえた上での日本人独特の感覚はアイデンティティとしてユニークさにもなりえますが、欧米に代表される海外の文化、特にフェイス(Faith)の違いへの理解は言語の壁以前に避けて通れない大切なことです。

欧米人に代表される外国人の価値観

フェイス(Faith)というのは信仰、信じるもの、信念という意味で、宗教的なニュアンスを含むことも多い英単語です。しかし、必ずしも宗教的な意味だけをさすわけでもなく、その人にとって大切なものという意味で、信念、価値観のようなことをも表現します。例えば恋愛や家族、仕事に関しての考え方やポリシーのようなものをフェイスと言うことも出来ます。

国民性と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、日本人にも日本人的なフェイス(Faith)があり、どこの国の人にもやはり大半が持っているフェイスがあることは多々見受けられます。国やそれぞれが属するコミュニティ、ソーシャルによって異なるのかもしれません。

個人の損得よりも全体の連携が重視されるというフェイスもあるし、ヒーローイズムや成功哲学なことに対してのフェイスも、暗黙知のようなものもあったりします。人間性や人生、命、愛、死、大きな部分で土台が違えばおのずと発露される言動にも差異が生じます。ヨーロッパの国々でも違うことは多々ありますし、北米も南米も、同じアジアといえども大分異なるフェイスがあったりもします。

価値観の違いの中でのコミュニケーション

こうした人の行動や見解を左右する土台が日本人同士とは全く異なることは多くあるのは誰もが容易に想像できることでしょう。そして、そうした違いを尊重したり、理解に努めるのであれば、海外に向けてのビジネスや英語でのマーケティングにおいても、単純に人とのコミュニケーションだけをとっても、振る舞いに注意が必要とされることに気付きます。何を尊重すべきかが変われば振る舞いも変わらざるを得ないからです。

これは何もFace to Face(面と向かってのコミュニケーション)だけではありません。ウェブマーケティングの中でも、例えばリスティング広告やランディングページのコピーライティング、商品やサービス名、ページやコンテンツマーケティングのためのコンテンツの中身、など、海外にせよ国内にせよ外国人顧客に向けてマーケティングを行う際、様々なシチュエーションでフェイス(Faith)の違いを実感せざるを得ない事象が発生します。その上、全人類共通のフェイス(Faith)などないに等しいのですから、それを包括的に尊重しようとしてもそう簡単にはいきません。

英語に限りませんが、外国語で海外の外国人顧客とビジネスを行う上では、言語以前に、まずはこういうことへの理解が、とても基本的で土台となる姿勢になります。あなたの顧客となる相手があなたとは本来全く違うフェイス(Faith)を持っているかもしれないからです。

価値観が違うことと売れるか売れないかは別の話

一つ具体例を挙げるとすれば、こういうことです。恋愛や家族に関して全くあなたと異なるフェイス(Faith)を持つ見込み客がいるとします。一方、あなたはスマートフォンのオリジナルデコグッズを販売しているとします。この見込み客は顧客になりうるかどうか?可能性はあります。フェイス(Faith)の違いに商品が依存しないからです。それではあなたがウェブサイトやコンテンツマーケティングでオリジナルデコグッズの楽しさを恋愛や家族とのシチュエーションで語るとすればどうでしょう。

とても簡単に言ってしまえば、コンテンツやコピーなど、ライティングするコンテンツの中で、言っていいことと悪いことが日本人同士とは異なる場合があり、それによって顧客になりうる見込み客は顧客にならないかもしれない、ということです。また、その逆もあります。日本人に言っても「あ、そう。で?」の内容が「本当に!」の歓喜の声で迎えられることだってあります。最近だとムスリムガールの間でゴスロリが流行、のようなものがありましたが、ゴスロリは日本発ですし、ムスリムガールにファッション商品を販売するのは日本人的感覚だけでは非常に大変です。それでも、そこに市場はあったわけです。

ただし、補足しておきますが、こうした価値観の違いへの理解や姿勢がある上で、どう振舞うかは、自分のビジネスの選択です。顧客の奴隷になる必要もありませんし、頼れる執事のようになれるのかもしれません。それでも無理解とデリカシーのない姿勢しか知らない上での振る舞いとは大きく異なるはずです。