デジタル商材の海外電子商取引で気を付けたい事

電子商取引(EC)、ここで言う電子商取引とは、通常の物理的な商品の物販ではなく、デジタル商材での海外取引のことです。例えばソフトウェアを通販し、ソフトウェアのダウンロード自体はオンラインで、パスワードやシリアルなどを購入者に送信すると発送完了になるような商材を販売する際等を指します。

デジタル商材の発送は簡単でもサポートは必要になる

例を挙げると、最近あるクライアントがドメイン名を国際的に売りに出し、無事購入されたのですが、ドメイン名の売買の際、登録名義をトランスファーする、という処理が必要になります。この際に認証コードというものをメールで送信したりなどが必要になります。国内同士でも分かりにくいドメイン名の売買ですが、外国人顧客を相手に、なおかつドメイン登録業者が違ったりすると処理フローが異なります。また、ユーザーが詳しくない場合にはサポートが必要になります。

実際、ドメイン名の売買に限らず、ソフトウェアのシリアルやメンバーシップのIDとパスワード、その他のデジタル商品をコードやパスワードなどで販売(メール送信にて発送)する際、興味深い事例があったので紹介します。

「!」ビックリマーク、大文字アルファベットに注意

ある事例では販売したコードの最後の一文字がビックリマークでした。具体的には、販売者は認証コード(要するにデジタル商材を相手が受け取るために必要になるパスワードのようなもの)をメール送信にて納品したわけですが、コードの終りがXXXXXXX!のように、ビックリマーク(エクスクラメーションマーク)だったということです。

これを相手は、強調、あるいは怒っているととったみたいで、取引が少々滞りました。これは販売者のビジネス英語力というよりも先方の英語力だとは思いましたが、こうした際には、コードは何ケタですよ、!を含みますよ、と教えてあげるのがいいですね。あるいは、コードの書き方を、○○コード:XXXXXのように、一行にそれだけを書くようにして、送信してあげると、相手も間違いがないでしょう。

そもそも最後がビックリマークで終わるようなコード自体通常ではあまりないことですが、ビックリマークやアルファベット大文字の単語等は、気を付けないと、英語ライティングでは、強調や怒っているという風に取られてしまうこともあるので、注意したいポイントです。

デジタル商材の海外電子商取引は競合が少ない

最後に余談ですが、デジタル商品の海外ECは、世界中どこの国に対しても、大抵メール送信で商品発送が完了するというメリットがあります。デメリットとしては、デメリットと言っていいのか分かりませんが、専門知識が必要になったり、前述したようにサポートが必要になる点です。

その代り、やはりそうした商材を販売する競合は、単純な物販に比べると少なくなります。―ドメイン名販売業者は多いですが―、もちろん合法の商材やオリジナルの商材であることは言わずもがなですが、デジタル商材を海外販売したい場合には、特にebayでテストマーケティング等をしてみると稼ぐ商材なのかそうでないのかの見当がつきます。

海外取引だけに限りませんが、電子書籍等ももっと普及してくればデジタルの中古売買もいずれ出てくるでしょう。マニアックなソフトウェアや場合によってはFAXの名義変更で処理が完了するようなデジタル商材もあるかもしれません。いずれにせよ、そうしたデジタル商材は競合が少ないことがメリットです。ただ、商材によって取引サポートの必要度が異なることには注意が必要ですね。