ホームページへの集客方法

ホームページは制作しただけではビジネスに貢献しません。ホームページへの集客が必要だからです。それでは、ホームページへの集客はどのように行うのが適切なのでしょう。

ユーザーはどこからどうやって訪れるのか?

日本国内のインターネット利用者は、総務省の調査結果推計によれば企業普及率は99%を超えており、世帯普及率も87%を超えています。インターネットはPC、携帯含めて身近になり、いまやホームページを持たない企業の方が珍しいくらいです。 そんなにもインターネットは活用されており、インターネットにはユーザーがいるはずですが、アクセスの全くないホームページはごまんと存在しています。一体、ユーザーはどこからどのようにしてあなたのホームページに訪れるのでしょうか。

ホームページへの認知経路は大部分が検索

Yahoo! JAPANがインターネット利用者にアンケートを行った調査結果(2011年)があります。この中で注目すべきデータが、ホームページをどのような利用目的で閲覧するのか、どのようにしてホームページへ辿り着くのか、という二つの事項です。 ホームページの利用する目的の上位四つを抜粋してみます。(複数回答あり)

ホームページの利用目的
1位個人的な趣味、娯楽の情報収集のため91%
2位商品を購入、検索のため70%
3位仕事の研究、勉強の情報収集のため61%
4位娯楽53%

圧倒的に多くのユーザーが情報収集を目的としてホームページを閲覧することが分かります。これは単純にそうした利用目的を持ったユーザーが多いということだけではなく、利用目的とその目的に合致させることによって、ビジネスチャンスが広がることも読み取れます。

基本的に、ホームページを見て購入なり資料請求なりのアクションをとってもらうことで、儲けが生まれるタイプのビジネスモデルであれば、ホームページを見てもらわなければ何もはじまりません。しかし、ユーザーの側としては、情報収集を目的としたホームページ閲覧が最も多く、続いて多いのが、商品やサービスを探すことを目的にホームページを利用するユーザーです。 どのようにしてホームページへ辿り着くのかといえば、上位4位は次の通りです。(複数回答あり)

ホームページへの認知経路
1位インターネット検索サービス77%
2位テレビ番組、テレビCM55%
3位リンク集、ネット掲示板、ネット広告50%
4位新聞記事、新聞広告32%

圧倒的に多くのユーザーが、検索エンジンによってホームページを知り、サイトへ辿り着くことが分かります。 総合すると、情報収集や商品購入、検索のために検索エンジンを利用してホームページへ辿りつくユーザーが大半であることが分かります。

しかし、実際ホームページを運営する側の商用ホームページでは、そうしたニーズとの合致から外れてしまっていることも多く、ビジネスに直結する有効なアクセスやコンバージョンを取ることが出来ていないことが多くあります。

ホームページを制作する際に重要なのは、こうした既知の情報でも分かる情報を元に、ユーザーの目的や意図を汲んだホームページを制作して、成果を上げていくことです。

また、ほとんどのスモールビジネスにとってテレビ番組やテレビCMでの集客は現実的ではないため、認知経路のおよそ8割は検索エンジン経由であることが分かります。したがって、SEM(検索エンジンマーケティング)はホームページにアクセスが生まれるための必須の集客手段であると考えられます。

検索エンジンからの集客

現在、新規顧客をインターネットで獲得しようと考えた時、最も効果的な集客チャネルは何かと言えば、検索エンジンからの集客です。これは、参考となる動向等のデータから読み取れること以外に、次の2つの要素が発生してきたことによるものです。

ひとつめに、以前であればメルマガを代表とするメール広告からホームページへ集客するのが費用対効果に優れていましたが、迷惑メール規制、メール受信時の自動仕訳機能の向上によって、そもそも、その広告文(ホームページへの誘導リンク当)がユーザーの目に触れられなくなってきたため、メール広告の反応が落ちてきました。

数年前であれば少なからず通用していたプッシュ型(押しのタイプの集客)が著しく反応を下げ、現在のインターネットでの集客を検索エンジンからの集客で行うような、プル型(受け身で待ち構えるタイプの集客)でなければ反応が取りにくくなってきたということです。

これは、プライバシーの意識が高まったユーザーにとって、不要な情報を自動的に排除するサービスやテクノロジーが進化したためで、プル型と呼ばれるユーザーに主導権のある広告手段でなければ広告宣伝の存在すら知られない可能性があることが大きな要因となります。

例えるなら、以前であれば訪問販売のような手法もある程度は効果がありましたが、プライバシーの意識が高いユーザーが多くなったので、建物自体にオートロックがつくようになってきたのと同様です。(つまりユーザーへのリーチ自体が遮断されるようになってきました)

ふたつめに、検索エンジンの質が上がり、適切にSEO/検索エンジン最適化を行うホームページがきちんと上位に表示されるようになり、また、リスティング広告(検索連動型広告)のルールも変わってきたため、小予算でも可能な集客アプローチが資本の乏しい中小企業や個人事業主でさえでも可能になってきたことです。

SEM(検索エンジンマーケティング)

検索エンジンからの集客手段全般のことをSEM(Search Engine Marketing:検索エンジンマーケティング)と言います。検索エンジンマーケティングはGoogleやYahooで検索した人の検索結果ページにホームページへのURLが表示されることによって、誘導が行われます。

ご存知のように、検索結果には広告が表示される領域とそうではない領域とに分かれています。したがって、検索結果の中にはあなたのホームページへの入り口を持つ二通りの手段があることが分かります。この二通りの手段が、リスティング広告による集客と、SEO(検索エンジン最適化)による集客です。

検索結果の内、広告領域からの集客
リスティング広告による集客
GoogleのGoogleアドワーズ、Yahooリスティングのスポンサードサーチがある
検索結果の内、広告領域以外からの集客
SEO(検索エンジン最適化)による集客
Yahooも検索エンジンはGoogleであるため、最適化はGoogleに対して行う

国内でのSEMにはこの二種類の集客手段があり、それぞれ異なった性質を持っています。海外では、BingのAdCenterもありますが、まずはGoogleアドワーズを押さえれば大抵のSEMは可能です。

ホームページへの集客手段

ホームページは制作しただけでは自動的に集客が行われることはありません。これを知ることがまず第一です。次に、前述したように、ホームページへの集客にはいくつかの手段があることをイメージとして捉えておくことです。

検索エンジンからの集客は、リスティング広告、SEO問わず、スモールビジネスにとって極めて費用対効果に優れたものになってきました。したがって、まずはホームページへの集客は検索エンジンからの集客が第一なのだなと理解すると良いかと思います。

しかし、別の集客チャネルを知っていれば、複数のチャネルからより多くの集客を望むことも出来ますし、ビジネスの内容によっては検索エンジンからの集客を後回しにすることが良いケースもあります。

例えば、地域商圏の飲食店です。具体的な話はさておき、飲食店は「ぐるなび」、「ホットペッパー」をはじめとするクーポンサイトへの出稿が一番最初にやるべき、ビジネスに貢献するインターネット集客の方法です。

また、外部サイトを活用したホームページへの集客手段で代表的なものには、業種ごとの検索サイトがあります。不動産業やリフォーム等は、リスティング広告やSEOよりも前にやるべきアプローチです。ショップ等の場合には、エリアごとの紹介サイトもあります。

検索エンジンからの集客は効果的。でも

検索エンジンからの集客はホームページへの集客手段として最も費用対効果に優れることが多いのは確かです。これはデータからも読み取ることが出来ます。しかし、それは100%全てではありません。新聞広告もあれば、メルマガ、バナー広告もあります。データに出てこなくとも、友人知人のショップにテイクワンを置いてもらうことでホームページへ集客する方法もあります。

オフラインの広告やテイクワンを使った場合、クーポンサイトでの集客の場合にも、ホームページが全く不要ということではありません。来店や問合せをする前に、その広告やテイクワンに記載されたURLや店名検索等でホームページを見て詳しい内容を知りたいからです。

ポイントをまとめておきましょう。ホームページは制作しただけではビジネスに役立ちません。ホームページへ集客する必要があるからです。ホームページへの集客手段はいくつかあります。

その中で最も費用対効果に優れるのは検索エンジンからの集客です。ただし、必ずしも全てのビジネスがそうだとは限りません。また、いくら集客してもホームページの内容が悪ければコンバージョンなど生まないことには注意が必要です。

こうしたことを踏まえて、ホームページへの集客をどのように行うかを、ホームページ制作前に設定しておくことが大切です。