日本語で楽をしすぎると英会話で困る

日本語に限ったわけではないけど、言語というのは時代と共にアップデートされる。でも、小難しい単語や専門用語はともかくとして、日本語の単語でも生活用語くらいはまともに知っておかないと、英会話のような、外国人とのコミュニケーションの場面で困ってしまうことがある。

コンセプチュアルな用語は英単語にならない

それは、「日本語でなんて言うの?」の説明が出来なくなってしまうからだ。英語のように日本語以外の言語を喋る人とコミュニケーションをしていると、ほとんど必然的に、日本語でこれって何て言うの?と聞かれることがある。そんな時の答え方は個人個人違うかもしれない。でも、マスコミ用語のようなコンセプチュアルな用語は注意が必要だ。

例えば、最近だと男子、女子、少し前だと草食系、肉食系……。個人的には昭和の人間だから、男子、女子と聞くと小学校の頃を思い出すし、草食系、肉食系なんて聞くとステゴサウルスとティラノサウルスを連想してしまうんだけど。

外国人から日本語について聞かれた時、男子、女子なんて単語だけが常用ボキャブラリーとして頭の中にあると、boyもmenもmaleも男子になってしまうし、草食系、肉食系なんてもうどう説明していいか分からない。

英会話などで困らないために出来ること

コンセプチュアルな単語が耳に入って頭の中に停滞してしまう主な理由は、そもそもメディア側はコンセプチュアルなキーワードを流通させることに心血を注いでいて、キャッチーで使い勝手の良い単語として提供されるからだ。それ自体は止まることがないだろうし、僕らの側に出来ることはなるべくそういうものに接しないことくらいしかない。

それでも、やっぱりそういうことに気づいて、意識して頭の中を修正していかないと、いざという時、あなた日本語知ってますか?と外国人に聞かれてしまうような状態に陥ってしまう。

ビジネス、仕事、友達づきあい、恋愛、どういうシチュエーションであっても、国際交流というのは、自分が日本人で、相手が外国人であるから国際交流になる。そして国際交流をすれば必ず文化的な交換が行われる。その一番単純でよくあるのが言葉の教え合いだ。したがって、外国人とコミュニケーションをする気があるなら、常用単語くらいはまともな日本語を使えるようにしておくと、文化交換の際に、少しくらいは相手の役に立てる。その逆に日本語で楽をしすぎていれば、具体的なコミュニケーションの場面で困ることがある。

英語と日本語のシナジー効果

ただ、英語を勉強していたり、外国人とのコミュニケーションで英会話を日常的にするような環境に身を置いていると、自然と英語も日本語もセットでブラッシュアップされることは多い。普通まともに英語を勉強し始めて体験の中でも向上心があれば、英和にせよ和英にせよ、辞書を山ほど使うようになるし、その中で稀にその日本語ってどういう意味だったか、などと国語辞典を調べ直したりすることさえある。何気なく日本語を使っているからといって僕らはありとあらゆる日本語を国語辞典ほど知らないのだから。

結果、日本語をまともに知っていると英語の役にも立つし、英語を勉強しながら今度は日本語の方にもフィードバック的な学習効果がある。その結果、自然と両方の言語をほぼ同時に磨いていくようなことになる。英語と日本語とせっかく両方使えるならミックスで磨けたほうが会話にも幅がでる。その第一歩は英語力を向上させようとする時に、日本語についても意識しておくことだろう。