アービトラージ

アービトラージとは、時間、空間、環境の異なるところにおいて価値の差、価値の差から生じる価格差を利用した取引のことです。

アービトラージとは?

一般的にアービトラージは、裁定取引とも言われ、単に価格差だけについて語られます。あるところで高いものを安いところで買って、高いところで売ればその利鞘が利益になります。

よく言われるのは、水はただみたいなものですが、砂漠にいけば水の価値が高まり高価で販売が可能になる、というものです。しかしながら、アービトラージの重要な文脈は時間や空間、市場や人がいる環境の違いによって、生じる価値の差があり、そうした価値観の差が価格にも反映されるということです。

そのため、単純に暴利を得ようとする転売、トレーディングだけがアービトラージではありません。まず人ありき、次にその人による価値があり、価値ががあるから価格があります。

アービトラージの意味を読み解く

マネートレードであれば通常おこりえませんが、ビジネスでアービトラージを活用する際には、端的に言えば、暴利をむさぼってだけいれば、すぐにそのビジネスは終わることが多いようです。目立つので競合が表れやすく、競合が表れ価格競争に陥り、最後には今まで暴利をむさぼられていた人々の反感を買い、市場退場を余儀なくされるからです。

自分が欲しかったお買い得な大根を友人が買ってあなたに売ろうとした時、全然お買い得な値段でなければ腹立たしいこともあるかと思います。それと同じことです。

大切なことは、人が何かを購入するのはそこに価値を感じるからであって、価格の差は価値に対して発生するのがフェアだということです。そして、フェアという信頼関係の上に成り立つビジネスでは、価値や価格は市場が決めるものです。 一番美しいアービトラージは、そこにはない新たな価値を提案することではないでしょうか。